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予想外。南シナ海の領有権問題が解決に一歩前進(ASEAN会議)

タイなどの東南アジアに住んでいると、日本に住んでいた時よりも中国の驚異や華僑などの中国系の人口の多さなどを感じることが多いと思います。

中国は今、前に投稿した「カンボジア総選挙 不正で圧勝」のように「一帯一路構想」に基づいて勢力的に各国で中国化を勧めています。東南アジアはその戦略の地理的に最も重要なので、東南アジア各国は南シナ海の領有権をめぐっての争いがあります。しかし中国はこれまでラオスやカンボジアを使って南シナ海についての文書合意を拒んできていました。

 

8月2日からシンガポールで始まったASEANの外相会議では中国の外相も参加し、南シナ海の領土問題について議論されています。

ASEANでは南シナ海の領土問題について、「南シナ海で人工島を軍事拠点にしている国がある。」と名指しを避け、「懸念事項である」という方向性を見せると思われていましたが、一転して、中国と東南アジア各国が南シナ海の領土問題の解決に向けての合意が順調に進んでいるようです。

8月3日の会議にて

8月3日、フィリピン外務省Alan Peter Cayetano大臣は長年争われてきた南シナ海の領有権争いについての文書に合意したと発表しました。

Cayetano大臣は、「西フィリピン海、又は、南シナ海は複雑な紛争や、意見の相違などにより争われてきた地域であったが、効果的な行動規範(Code Of Conduct)に合意することができれば、この地域を平和的に発展することができる。私達は複雑化しないような枠組みを定め、国家の領土や権利争いを解決できる状況を作り出さなければならない。領有権争いをするのではなく、協力することができる方法を見つけることができれば、南シナ海の資源を有効活用することが出来る。」と述べました。

詳しい内容については明言しませんでしたが、交渉の余地もあるが非常によい内容になっていると語っています。

マレーシア外務省のSaifuddin Abdullah大臣は「ASEANと中国が単一の文書に合意したことは極めて重要な前進である。我々は南シナ海でのASEAN諸国と中国の複雑な衝突を解決する法的問題を議論中であるが、この合意を嬉しく思っている」とコメントしています。