no-image

そうだタイに移住しよう!タイでの年金の税金申告について

当ブログに来て頂きありがとうございます。今日でブログを始めて1週間が経ちました。ブログの分析を見てみると、見てくださっている方の年齢層が50歳以上の方が多かったため、今日はお役立ち情報として年金の税金についてご紹介したいと思います。

リタイアメントビザを取得してタイに移住され、日本政府より税金を送金してもらっている方も多いのではないでしょうか。リタイアメントビザは80万バーツの預貯金がビザ取得条件なのでタイでは比較的取得しやすいビザで、滞在期間も現在1年ビザではなく5年間の滞在ビザで1回の延長(最大10年)も発給できるようになっており、毎年延長手続きをしなくてもよくなっています。(10年リタイアメントビザについては今度ご紹介します。)

年金の税金の申告はどっちの国?どこで申告するの?

タイで日本の年金を受け取っているため、どっちの国で申告したらいいのか混乱してしまうと思います。年金の申告は、通常”タイ”で税金の申告をしなければなりません。タイの所得税には居住者、非居住者の判定は滞在日数で判定されます。日数判定は180日が基準として判定され、タイに180日以上滞在しているのであれば、居住者とみなされて、”タイ”で税金の申告をする義務が発生します。

年金の源泉所得税って何?

年金受給者が非居住者の場合(1年にタイに180日以上滞在)は、源泉所得税を差し引かれて支給されます。

差し引かれる源泉所得税の計算は、

{年金総支給額-(※10万円又は6万円×12ヶ月(支払月数))}× 20.42%

※年齢が65歳以上の場合は10万円

仮に年齢64歳、月15万円の年金総支給額、年間180万円の支給を受けている方だと

{180万円-(6万円×12ヶ月)}×20.42%=220,536円

220,536円が年金から差し引かれる計算となり、手取額1,579,464円になります。

年金の租税条約国(マレーシアやフィリピン、オーストラリア、シンガポールなど)であれば、年金に係る所得の免税や軽減制度がある国もありますが、タイと日本は年金の租税条約を交わしていないため上記の計算になります。

 

タイで年金の申告は必要?

必要です。

原則的に居住地で年金の所得の申告をするようになっています。日本で年金の源泉徴収されているのに、またタイで申告して税金を収めるのはおかしいと思っている方もいらっしゃると思います。

一般的な国際的な税金のルールで言えば外国で支払った(この場合は日本で源泉徴収されている金額)は、国際ルール上、二重課税の廃止のため、タイの税金の計算で控除できるもの考えられます。(外国税額控除)

(ソース 国際税務の基礎

※タイでの取扱を探してみましたが、明白な記述が見つかりませんでしたので、ご自分で確認してください。

仮にタイで年金を申告した際に納税額がいくらになるのかを試算してみます。

年間180万円の年金総支給額の方だと、現在のおおよそのレート換算で年間54万バーツ(0.3)

54万バーツ-個人控除6万バーツ=48万バーツ 

税率表にあてはめて、(税率表はThe Revenue Department より) 

30万バーツ×5%+20万バーツ×10%+4万バーツ×15%=41,000バーツ

41,000バーツ÷0.3(レート)=136,666円

タイでの年金の年税額が136,666円となり、日本で源泉徴収されている金額の220,536円と比べて少なくなり、外国税額控除ができると仮定すると、納税額は発生しないのです。

もちろん、日本での源泉徴収税率は20.42%で定率なのに対し、タイでは累進課税なので、年金支給額が高額になれば納税額が発生する場合もあります。

※参考 

簡単に計算した結果、65歳未満で700万以上年金を貰っていなければタイでの追加納税額は発生しないと思われます。

{700万円-(6万円×12ヶ月)}×20.42%=1,282,376円(年金の源泉所得税)

(700万×0.3)-6万バーツ=204万バーツ

30万バーツ×5%+20万バーツ×10%+25万バーツ×15%+25万バーツ×20%+100万バーツ×25%+4万バーツ×30%=384,500バーツ

384,500バーツ÷0.3=1,281,666円

1,282,376円(日本での源泉徴収税額)>1,281,666円(タイでの申告納税額)

 

最後に

タイで追加納税額が発生する、しないに関わらず年金の所得を申告することは義務付けられています。無申告により罰金が課されるとも聞きますので、不安な方は一度専門家にご相談されてみてはいかがでしょうか。

 

※税金の計算等は資料を元に計算しておりますが、当ブログが一切の責任を負うものではありませんのでご了承ください。